自動車学校に入校すると、「効果測定」という、検定の前に行う事前テストがあります。これは規定の基準点に達することで修了検定や卒業検定を受験する資格を得ることができるというもので、反対に効果測定に合格しないと検定を受けることができません。今回は、東山自動車学校における効果測定の試験内容や、勉強方法について解説していきます。
目次
自動車学校の効果測定って?
東山自動車学校における効果測定は、仮免許及び卒業検定前の学科試験で、学習進度や知識の定着度を確認するために実施されます。
効果測定は、仮免学科試験(第一段階)と本免学科試験(第二段階)に向けた準備試験として位置付けられており、各段階で出題範囲が異なります。
効果測定のテストでは基本的に交通法規や運転理論などの教科書や授業内容に応じた問題が出題されることが特徴です。
自動車学校の効果測定の準備物
下記に書かれているものが必要なものとなります。事前に説明がありますので、しっかりと話を聞いて必要な物を準備しましょう。
・教習原簿
・学科教本及び学科試験問題集
・筆記用具
効果測定の受験方法
効果測定は事前に指定された日時と教室で行われます。 試験時間は第一段階が50問の問題を30分、第二段階が95問の問題を50分で、○×形式で出題が行われます。第二段階の試験では、イラスト形式の問題が95問中5問追加されます。
東山自動車学校における効果測定までの流れ
第一段階
東山自動車学校では第一段階の仮免前学科効果測定のことを「テスト1」と呼んでいます。入校式後であればどのタイミングであっても受験することは可能となります。試験対策の勉強が十分できたと思ったタイミングで受験するようにして下さい。
試験範囲は学科教習で学んだことを中心に、交通法規の基礎や標識の意味、運転者の義務などを中心に問われるのが特徴です。「テスト1」に合格すると、修了検定と仮免学科試験を受けられる資格を得ることができます。
第二段階
第二段階は路上に実際に出て、スムーズに運転をするための操作や心構え、交通法規を学んでいく課程です。第二段階の効果測定は、全ての学科教習(第二段階を含む)を受講していること、課題である効果測定前の「実力テスト」を合格していること、この2つの条件を満たすと受験することが可能になります。
第二段階の効果測定は卒検前学科効果測定と呼ばれ、90点以上に達することで卒業検定を受験する資格を得ることができます。第一段階の出題範囲に比べてより幅広い範囲から出題されるため、網羅的に学習を行い、引っかけ問題に注意して受験しましょう。特に第二段階の効果測定では、応用的な交通法規や実際の交通状況に基づく問題が出題されます。
その後の流れ
効果測定に合格すると、卒業検定を受験することができます。そして、卒業検定に合格することで卒業証明書が発行されます。最後に運転免許試験場にて本免学科試験に合格することで免許証が発行されます。効果測定では本免に近い問題が出題されますので、効果測定に合格した後も復習を欠かさないようにすると良いでしょう。
効果測定に合格するためのポイント
効果測定に合格するための第一歩は、計画的な準備と正確な理解です。試験内容を把握し、自分の弱点を早めに見つけることが重要です。また、単なる暗記ではなく、根本の理解と応用力を高めることが求められます。テスト中の時間管理も重要な要素であり、準備なしに挑むのでなく、計画的な勉強スケジュールを立てることで、無理なく効率的に知識を蓄積しましょう。次に、具体的な勉強法や実践的なアプローチについて詳しく見ていきましょう。これを意識することで、効果測定に向けた万全の準備が整います。
【ポイント1】ひっかけ問題に気をつける
効果測定では、非常に多くのひっかけ問題が頻出します。これは実際の運転中に必要な注意力を養うためとされています。 引っかけ問題の対策は過去問を繰り返し解くことにあります。出題の傾向や問題文の特徴を正しく把握することで、正解を導きやすくなります。
特に、「しなければならない」や「してはならない」などの文末が正しい文章と異なることがよくあるため、しっかり文章を良く読むことでスムーズに問題を解けるようになります。
【ポイント2】教科書を熟読する
効果測定ではこれまで学んできたことがテストとして出題されます。
出題範囲としては、MUSASI(Web学習システム)や学科試験問題集となりますので、指定された範囲をしっかり勉強しましょう。特に、第二段階は出題範囲は広いですが勉強すれば合格できるようになっているため、計画的に勉強することが推奨されます。第一段階の効果測定では標識についての問題が多く出題される傾向にあるため、標識の意味を把握しておくことが重要です。また、MUSASIや学科試験問題集を活用する際は答えのみを丸暗記するのではなく、どうしてその答えとなったかの理由まで合わせて理解するようにしましょう。もし、解答を見ても分からない場合は教科書で該当箇所を勉強するか、指導員に質問をして問題の意図を理解できるようにしましょう。
合格の難易度
東山自動車学校の効果測定の合格ラインは、第一段階、第二段階ともに90点以上です。 つまり、受験する際には必要な知識をしっかりと身に付けてから実際の運転に臨むことが求められます。そして、効果測定に合格するためには、十分な予習と復習が不可欠です。東山自動車学校では、第二段階における効果測定の合格率90%前後を実現する学習環境やサポート体制が整っています。
分からないことはすぐ聞ける!東山自動車学校で免許を取得
効果測定をスムーズに合格することができれば、自信を持って次のステップに進むことができますので、ぜひこの機会に優良ドライバーとしての基盤を築きましょう。東山自動車学校では、効果測定合格のためのアドバイスを積極的に行っています。分からないことはどんどん解消し、免許取得に近づきましょう。